麗郷(渋谷)

昨日は渋谷の麗郷という台湾料理のお店で、手仕事フォーラムの忘年会がありました。
毎年こちらのお店なのですが、ここは本当に美味いのでおすすめです。いろんな炒め物類、みな美味しいです(名前は忘れてしまいました笑)。
昨日は予約していたのですぐに入れましたが、行った時はすでに満席で店内の2階への階段には行列ができていました。

さて、昨日はフォーラムのメンバーと色々話ができて良かったのですが、今思うと酒の勢いに任せて余計なことを言ってしまったかなぁとも思います。

それはmoyaisのこと。今期は手仕事とか文化を伝えるということよりも、もっとお客さん目線で、とにかく販売に力をいれていくと言ったところ、やはりmoyaisはもやい工藝を受け継いでいるわけだから、そこが大事でしょうと。その通りなので、そうですね、で良かったのですが、つい本音が出てしまいました。明日潰れるとしたら今やるべきことは何なのか、と考えたら悠長なことは言っていられない、と言ってしまったのです。

これは自分でやった人にしか分からないことです。もとは手仕事や文化を伝えたいからという志をもってはじめたとしても、実際お店を軌道にのせて維持していくということはまた別次元の話。そう言われると何も言えない、という感じになってしまい、あぁあれはいくら力説したところで伝わるわけではないのに、ということを後から思いました。フォーラムは作り手に限らずもっと売り手のことも理解したほうが良いと思っているので、moyaisに限らず、売り手側の苦労とスタンスの違いを単純に分かって欲しいということが出てしまいました。

もうひとつはオンラインショップへの理解です。手仕事が好きで集まっている人達だから、中にはオンライン専門のお店に対してあまりよく思わない人もいるでしょうし、警戒する人もいるのではないかと思っています。直接そう言われることはありませんし、もちろん応援してくれる人も多々いますが、自分が逆の立場だと、もしかしたら警戒するかもしれません。手仕事のものはやはり手に取ってもらいたい、という思いがあったり、少し大げさに言えば、Amazonのように書店の売上を奪ってしまうのでは、というような警戒心もあるのではないかと思うのです。それはもしかしたらやりようによってはそういうこともあるかもしれませんが、それは実店舗でも同じはずなのですが。少なくともmoyaisの場合は、実店舗同様にお客さんとの信頼関係を積み重ねて今に至っているので、かなり地道な道のりです。

 

話を戻しますが、「明日潰れるとしたら今やるべきことは何なのか」ということは、どこかで聞いたことがあるという方もいると思います。そうスティーブジョブズが、毎朝鏡を見て明日死ぬとしたら今日何をすべきか、ということを考えていたのだそうです。これはとても極端な考えですが、考えがシンプルになります。先の先まで見ることは大事なのですが、それだけを考えるとやりたいことがいっぱい出てきて複雑な思考になってしまう。明日死ぬとしたら、明日潰れるとしたら、と考えるとそれらの複雑なことはいったん置いておき、今一番やらないといけないことはなんなのか、と考えることができます。これが今moyaisにとっていつようなことだと思っています。

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