ここ最近「禅」に興味を持ち、入門書的な本を読みはじめました。
何もいきなり宗教に目覚めたり、悟りを開きたい、というのではありません。

今弊社で運営している「手仕事・民藝の器:moyais」。
そこに民藝という言葉が入っていますが、その民藝について勉強を進めるうち、
民藝が禅に影響を受けているということから興味を持ったのです。

例えば民藝の美の視点に内包される「簡素」という言葉には、
禅的なものが感じられます。と言ってもそれは何となくでしかありません。
それを具体的に知りたいのです。

まずは鈴木大拙著の「禅と日本文化」というまさにうってつけの本がありましたので、
それを読んでみました。そしてもう一冊同じ著者の「禅」という本を読んでいます。

正直言ってとっつきづらく、まだここでぱっとその概要を書けるような状態ではありませんが、今の時点で言えることがあります。

一つはまず禅が民藝に限らず、日本文化の多方面に影響があり、
それがどのような点で影響があり、どのように影響を及ぼしたのかを知りたいということ。

例えば民藝と対峙する茶の世界。誰もが知る茶人に千利休がおりますが、茶の前身となるのは室町時代の村田珠光という茶人であり、その師は一休禅師。そこに禅に端を発した流れがありそうです。また、茶の他では剣道のような武術、また水墨画のような美術など、日本文化の多方面に影響を及ぼしているようです。これは言われてみれば何となくは分かりますし、どこかで聞いたこともあったかも知れないな、というところなのですが、それを具体的に解き明かすことで、日本文化をより理解することのきっかけとなる気がしています。

もう一つは禅が仏教の形式的なものだったりの、仏教にまとわりついた余計なもの(こう言っていいか分かりませんが今はそう理解しています。)の一切を取り除き、シンプルに仏陀のもとの教え(悟り)に焦点をあてているという点。

まだうまく言えませんが、例えばその中には問いの答えは自分の中にある、というような
ことがあります。

これが会社の経営だったり、ホームページの運営であったり、
そうした答えの無いようなものに対し、どう向き合うかということの
ヒントになる気がしていますし、精神的な支柱になるのではないかという
期待感を持ち、本を読み進めたいと思っています。

では、今週もどうぞよろしくお願いします。